心身症の原因と治療法|ストレスを溜めない生活をしよう

ナース

発症しやすい性格

カルテ

心身症はストレスが原因で発症する病気なので現代に生きている人なら誰でも発症する恐れがあります。しかし、性格によっては発症のリスクが格段に高くなる人もいます。心身症が認知されるようになった40年程前は、几帳面で我慢強く、責任感の強い人が心身症にかかりやすいと思われていました。しかし最近では、心身症にかかりやすい性格は3つに分けられています。1つめが強迫型の性格の人です。この性格の人は曖昧なことが嫌いで何事にも真摯に取り組みます。また、完璧主義者で結果が出るまでひたすら目標に向かって努力する傾向があります。そのため、融通がきかずに精神的に余裕があまりなく、感情を表にほとんど出しません。自分の感情コントロールがうまくいかないことに不安を感じているので、ひどくなると心身症を発症してしまいます。次に、自己愛型の性格の人も心身症のリスクが高い傾向にあります。基本的に自己愛型の人は自分に関心が強く、外部の物事にはあまり興味を示しません。他人から自分がどのように思われているのかではなく、自分は特別な存在なのだという考えが常に頭の中にあり、他の人に心を開かないのです。他人との接触で自分自身が傷つくことを避け、殻の中に閉じこもりがちになります。また、このタイプの人は人以外の無機物に依存することが多く、パソコンや人形などに対して強い執着を示します。そのため、人と関わることになったときに強いストレスを感じて心身症を引き起こします。そして最後に境界型の性格を持つ人も心身症になりやすいですが、実は境界型の性格は他の精神疾患にかかりやすいと言われています。自分が言ったことや行なったことを認めず、他人を傷つけてもあまり罪悪感を感じません。また、外部からの接触に対して分裂という防衛反応を示すので治療が極端に難しくなります。実はこれらの性格は過去に精神疾患などを発症したことがない人でも持ちあわせているので、心身症を防ぐためにも自分の性格をしっかりと分析することが大切です。性格分析で自分の傾向がわかったら、その結果を真摯に受け止めて実生活に反映させましょう。