心身症の原因と治療法|ストレスを溜めない生活をしよう

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心理療法の種類

診察

心身症のような、心の不調が体に現れる病気を治療する心療内科は、一般の内科から派生した診療科目です。内科の治療をベースにしながら精神面をケアする治療を行ない、症状の改善を目指します。心療内科の医師は患者としっかりカウンセリングを行なって生活習慣や性格を分析し、心身症を引き起こすほどの強いストレスの原因を探っていきます。心療内科では普通の病院のように診断と治療を分けるのではなく、治療をしながら病気を判断します。心身症の治療ではまず最初に体の治療を最優先に考えて経過を見ながら精神的面のケアを行ないます。また、心療内科での心身症の治療には保険が適用されるので、治療費が高くなることはありません。心身症を治療する心理療法にはいくつか種類があります。患者の話を受動的に聞いて、時々アドバイスをしたり励ましたりする支持療法や、患者が心の奥底にしまいこんでいるトラウマなどを言葉や態度で表してもらい、抱えている不安な感情を吐き出させる表現療法などがあります。これらの心理療法は自然に患者の心をリラックスさせることができるので、比較的優しい治療法です。また、洞察療法では患者自身の過去や心身症が発症するまでの生活スタイルなどを徹底的に話し合って、自分の内に秘めている葛藤の原因や病気の状況を客観的に見られるように改善していきます。そして一番効果的な心理療法が、訓練によって心身症の症状を緩和させる訓練療法です。一定の期間入院して、患者が自分の状況と向き合い、病気を受け入れることができるように訓練していきます。また、心理療法士と一緒に訓練を行なう自立訓練法では、身体が落ち着いていればそれに伴って精神的にも安定してくるという考えに基づき自己催眠を行なっていきます。そして特に変わっている治療法が絶食療法です。10日間点滴をしながら、完全に絶食して5日間かけて徐々に復食していきます。いずれの心理療法も患者と医師の連携や意思疎通が重要なのでカウンセリングの段階でどの治療法が効果的なのかしっかりと見極めなければいけません。そして心理療法はすぐに効果が出るものではないので、治したいという意思を明確にして積極的に治療を受けましょう。